愛を教えてくれた小さなOHANAとメリークリスマス

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みなさま こんばんは。

叔母の家にたくさんの犬がいたためか、小さい頃から犬や動物がとにかく大好きでした。読む本も、「シートン動物記」「ちびっこカムの冒険」「北極クマのムーシミーシカ」「長い長いペンギンの話」などなど、よくぞと思うほど動物ものばかり(笑)。

しかし、いのちの持つ輝きと温かさ、不思議さには、そのサイクルの中に終わりも内包されています。そして多くの生き物のサイクルは人間よりも短く、その一生を見届けなくてはならないこと、必ずお別れが来ることが、子どもの頃は本当に悲しく、怖く、怯えながら過していました。

最初に家に来た大好きな仲よし、ヨークシャーテリアのチムニーは、8年でその生涯を終えました。イギリスから連れてかえってきた犬で、どこに行くにも一緒。家族にぴったりと気高く寄り添ったチムニーの早すぎる死に、私は打ちひしがれ、何年も様々な後悔が残りました。

哀しみにくれる我が家にその次にやってきてくれた天使は、パピヨンのメイ。本当に本当に元気に長生きしてくれて、今は17歳半、人間だったらもう女子高生(笑)。人間の実年齢に換算すると86歳を越えるメイ。17歳にしてはありえないくらい元気なのですが、毎日少しずつ少しずつ老いを迎えています。

出来ないことがちょっとずつ増え、動きもゆったりになり、こちらの世界とあちらの世界を行ったりきたりしてるような平和な顔でまどろんでいることが多くなりました。今日もこのイブの夜にそんなメイの寝顔を見ていると、まじりっけない愛情と感謝の気持ちが溢れて、胸がじーんとします。 天使のようだった子犬の頃、やんちゃだった青年期、気高かった壮年期、そして、今。

一緒にできることが減り、容姿、動作など、目に見えることがどんなに変わっても、愛する気持ち、宝物の様に思う気持ちが全く変化しないことに、本当にびっくりします。そして、それを教えてくれているメイに言葉にならない感謝の気持ちでいっぱいになります。たとえそのうち私のことを忘れてしまっても、愛する気持ち、大切にする気持ちは変わらないと分かります。

最愛の祖母を看取った時も同じように感じましたが、長寿の人間と違い、ひとつのいのちの始まりとその終着点を見届けることが、こんなに深い喜びに満ちている、豊かな体験であることを、コンパニオンアニマルである愛犬の生涯を教えてもらっています。そして、愛しいものの死や、いのちの終わりに怯えていた少女から、こんな風にいのちを見守れる大人になれたことが、今はとてもうれしいです。

HULAダンスで「ALOHA OE」という美しい曲を練習しています。愛しいあなた、というポーズを作るときは、大切なOHANA、メイのことを思うと自然と笑みが浮かび、そして、愛しさにちょっっぴり涙が出ます。

この愛のエネルギーや感覚を、もっともっと、自分の中で全てのものに広げて生きたいなと思う、今日この頃です。

メイと来年のイブも一緒に過ごせますように♪ メレ・クリキマカ(ハワイ語のメリークリスマス)

ALOHA MAHALO

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