みなさま こんにちは
震災から11日ほど過ぎ、今回の出来事の全容が少しずつ分かってきて、少しの休息と深呼吸が必要な時ですね。
被災地の方はもちろん、大きな被災を免れた地域の人たちの間にも、疲労感や無力感、どこに向かって何をしたらいいのかわからない、という虚脱感のようなものが生まれてきているのを感じます。
私も一昨日の満月を観ながら、力が一気に抜けていくのを感じて、ハーブティー、アロマ、湯たんぽ、お祈り、ストレッチなどありとあらゆるものを駆使して、自分を一度癒しました。
少しずつ回復していく中でふと思い出したのは、震災の前に観てとても感動した TEDtalks でのニック・マークスの「地球幸福度指数」についての講演でした。
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統計学者であるニック・マークスは、人々が終末論的な環境論の影響でフリージングしている状態から抜け出し、Promise Land(約束された幸福の地)を目指して行動するための指標として、「地球幸福度指数」という指標を提案しています。
人類の幸せと地球の幸せを兼ね合わせて計る、きちんとしたフィードバックのできる指標を人類が共通に掲げることで、ネガティビティに捉われることなく、幸せを切り開いていける・・・と澄み切った穏やかな瞳で語りかけています。
そして、その指標に沿って私たち一人一人ができる5つの行動を挙げています。
1.つながること(connect)
2.活動的であること(be active)
3.注意を払うこと(take notice)
4.学び続けること(keep learning)
5.与えること(give)
被災地以外にいて、大きな被害に合わなかった私たちにできることの一つは、これからの社会の在り方を「地球幸福度指数」の高いものに再建していくことではないかしら・・・。
何度も何度も繰り返しこの講演を聞き直し、勇気が出てきました。
急進的な活動に走るのでもなく、目をつぶって元通りの社会の在り方に戻るのでもなく、子供たちに「約束の幸福の地」を残せるように、目標を見失わずに歩き出すこと。
その時の大きな心の支えになる指標だと思いました。
とりあえず私にできる第一歩として、学び続けることを選び、本屋さんで原子についての本と、未来エネルギーの可能性についての本を買いました。
専門家に任せるのではなく、政府に一任するのでもなく、自分の分かる範囲でいいから、自分の頭で考えることから始めようと思います。
みなさんも、TVやラジオを16分49秒だけ切って、ニックの話に耳を傾けてみてください。
きっとできることが見えてきて、力と勇気が湧いてくると思います。
ALOHA MAHALO
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