みなさま こんにちは
友人に誘われて、久しぶりに映画を観にいきました。電車も都会を歩くのも苦手なため、あまり都内にでかけることが少ないので、思い切って銀座の映画館までお出かけしてみました。
観た映画は、「海洋天堂」。
自閉症の息子を、親一人子一人で育ててきた父親ががんで余命が少ないことを知り、息子の幸せのために何ができるのかを模索し、生きるために必要なことを教えていくというストーリー。
監督自身が14年間自閉症児施設でボランティアをしてきたというだけあって、中国の一人っ子政策の中で障害児をもつ親の現状により沿って、とてもリアルに作られているそうです。
主演はジェットリーなのですが、あのアクション俳優のジェットリーが?!とびっくりするほど、抑えた会心の演技で、観る人の心に、父親の切ないまでの息子への愛が臨場感を持って迫ってきます。
水族館の水槽の中を、イルカ達と自由に泳ぎまわる自閉症の大福の姿は、まるで地球に遊びに来た自由な宇宙のイルカのようです。
また、息子をあるがままに受け入れつつ、生きるうえで大切なことを淡々と教えていく父親の姿に、本当に大切なことはなにかを、思い出させられます。
美しい青の映像、胸に迫るストーリー、水に寄り添うかのような久石譲の音楽・・・
すっかり心も魂も洗われました(メイクもすっかり洗い流され・・・(笑))。
今直面している環境破壊や様々な社会問題などの不調和を生み出している人類の現状を思うと、やはり悲しく、どうしてもネガティブな気持ちになってしまうこともしばしば。
でも、美しい映像や、人の純粋な愛のエネルギーに、自分の中の同じような愛のエネルギーが共鳴して涙を流せるのも人間なんだなあと思い、なんだかここのところのもやが晴れた様な気持ちになりました。
ハワイの言い伝えで、「 人間は金色の美しいボウルを持って生まれてくるけれど、そのボウルには様々な感情や必要のないものがたまってしまう。でもそれをひっくり返しさえすれば、もとの金色のボウルに戻る・・・ 」という大好きなストーリーがありますが、まさにボウルをひっくり返して、ぴかぴかの状態に戻してもらった映画でした。感謝です☆
今日からまた人間のもつ愛の可能性、愛のドラマに焦点を当てて、ALOHAに生きていこう!と思えました。Aちゃん、誘ってくれてありがとう。
心と魂に愛の滋養を与える映画、この夏是非ごらんになってみてくださいね。
ALOHA MAHALO
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