ハワイアン・リラックス―生きる喜びの処方箋 ポール ピアソール Paul Pearsall 河出書房新社 1998-09 |
ついに私の一番の宝物のALOHA本をご紹介します♪
どうして、こんなに順番が遅くなったかというと・・・あまりにも大切で、思い入れが強くて、なかなか言葉が見つからなかったからです。
この本と出会ったのは、まだまだハワイとこんなにご縁ができるとは思わなかった20代、保育園で毎日忙しく働いていたときのことです。
「ハワイアンリラックス」という言葉はもちろんですが、「生きる喜びの処方箋」という言葉に吸い寄せられるように惹かれ、本屋さんで手に取ったのがこの1冊。
その頃の私はきっと「ハオレ」 ー 主に白人をさすのですが、ハ=呼吸が切れている人たち、つまり息切れをしながら生きている人たち ー だったのだと思います。
ページをめくるたびに、自分の中にハ(呼吸)が戻ってきて、見えない目標に向かってがむしゃらに生きるのではなく、ALOHAを生きる決心をしさえすれば、毎日が生きる喜びにあふれた人生になるんだ!
魔法の杖を見つけたようにワクワクしながら、読み進めていった興奮を今でも鮮明に覚えています。
以来、何十回、何百回・・・数え切れないくらい手にしましたが、その度に、新鮮な発見と学び、そして、「何かを目指す」のではなく、今この瞬間、目の前にいる人たちと「ALOHAを生きること」そのものが歓びであることを、再確認させてくれます。
マウイ島で育ち、アメリカで心理学者として活躍していた作者のポール博士ですが、ご自身大病に倒れた時に得た様々な洞察を織り交ぜながら、西洋の道、東洋の道、そして第三の道であるポリネシアの生き方を比較しながら、本当に幸せを感じる生き方=ALOHAな生き方を解説してくれます。
心理学の博士であるポール氏の文章は分かりやすく、随所にALOHA度テストなどもついており、右脳だけではなく、左脳も納得させてくれる1冊です。
フラの神様といわれるフランク・ヒューエット氏や、知る人ぞ知るケアリー・レイシェル氏をはじめとするハワイ文化の担い手や、クプナ(長老)、カフナ(治療者)の宝物のような言葉達も多数引用されているのも、魅力の一つ。
ぜひ、お手にとって、「ハワイアン・リラックス 生きる喜びの処方箋」を、ご一緒に実践してみませんか。
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