GUITARS

GUITARS GUITARS
GONTITI
ポニーキャニオン 2001-03-14
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今年は、いきなりの梅雨明け宣言、そして夏…あっという間の展開でしたね(笑)

梅雨の時期にしとしと雨が続くとうっとうしいけれど、から梅雨だったらやはり物足りない、消化不良感が残る…人間って妙な生き物ですね。

さて、初夏のサロンに欠かせないCDといえば、ハワイアンとゴンチチ。

ゴンチチファンだけでなく、初めてゴンチチのアルバムを買う人にオススメなのがこの「GUITARS」、ゴンチチのお二人の、GUITARへの愛がたっぷりたっぷり込められた秀作です♪

私がゴンチチのアルバムを聴き始めたのは、就職してようやく自活できるだけのお給料が貰えるようになり、一人暮らしを始めた頃でした。

当時実家があった吉祥寺から府中へ、目と鼻の先への引越し(笑)。友人達に軽トラを出してもらい、いそいそと実家を後にしたのが、ちょうど今くらいの時期でした。

ものすごい自由感と、それと手を繋ぐようにやってきた孤独感、開放感と閉塞感、大人になったと言う気持ちとこんなに子供だったなんてと言う気持ちと…。

昔かたぎの父の反対を押し切っての一人暮らしだったため、何があっても弱音は吐かないぞ、なんて意地を張ったりして…(笑)。

そんな色々な相反する気持ちを抱えて過ごした夏に、ふと手にしたゴンチチのアルバム。

浮遊感や楽園感の漂うサウンド、それでいてどこか切なさを伴うノスタルジーな日本の夏にしっくり来るゴンチチの音楽が、なぜかその時の心境にピッタリはまり、クーラーの利かないサウナのような部屋で、毎日聴いていた夏を今でも思い出します。

この「GUITARS」はそれから更に数年後の発売だったのですが、甘くて優しく、軽やかに洗練されて、でもやはり何処かにノスタルジーを秘めた曲の数々が、この時期にピッタリのCDです。
(昔のゴンチチのCDは結構マニア向けの曲も多かったのです)

ゴンチチの音色を聴く度に、初々しくて、未熟で、精一杯背伸びしたあの頃の自分に出会った様な気がして、口元に照れ笑いが浮かびます。

初夏を彩る1枚、是非聞いてみて下さいね♪

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